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公演に寄せて|BES舞台公演

 保護者様のおかげで、今日に至ることが出来ました。ありがとうございます。

 

 早速ですが、お願いがあります。ぜひお子様に、愛を伝えてください。これは、必ずしも具体的な言動である必要は、ありません。愛とは思いやりとか、優しさ、包容力などと言い換えることも出来ます。演技を客席から観ていれば、もどかしく思えることも、あるかも知れません。それも、そのはずです。私たちは、合計12時間以上(プレキッズは約7時間、タップは+2時間)のリハーサルを通じて、たくさんの演出上のアドバイスをしてきました。 

 

 最も覚えることの少ない幼いお子様方でさえも「習ったことは、忘れないうちに、お家でも練習して身につけようね。」「ソロパートの目的は、感謝を伝えることだよ。実際の動きは、まず自分で考えてみてね。」「ただ踊るんじゃなくて、自分を観に来てくれた人達に喜んでもらえるように踊ろうよ。ディズニーランドで疲れているミッキーを見たことある?どうやって踊ったら喜んでもらえるかな。」「出ハケの場所は、ココだよ。水分補給のタイミングは、いつだよ。この曲の並び順は、こうだよ。立ち位置の目印は、このマークだよ。」など多岐に渡ります。

 よって、もし、舞台公演にチャレンジしなかった未来から本番を観ることができるならば、本番のお子様は既に表現者として数段の高みに達していることは明らかです。公演後は、今の自分に出来ることを、立派にがんばってくれたお子様に「かっこよかったよ」とか「上手になったね」とか、あたたかい言葉をかけてもらえるだけでも、それは愛として伝わります。「うちの子だけ、できていない。」時々耳にする言葉です。

 謙遜の美は、あります。ただしBESのステージは、比較や競争のための小さく閉じた世界ではありません。子どもたちが、自分の心と体を楽しく鍛える広大な時空でもあるのです。楽しいと感じる子どもの心には、行き止まりも限界もありません。ひたすら無限の可能性で満たされています。そこにエネルギーを与えるのが、周囲の愛です。

 「うちの子だけ、できていない。」この判断を正確に行うには、私心を消滅させて、達観した見方を貫かなければ、なりません。私どもは未熟な為、なかなかその域に到達できません。むしろ、この類いの言葉に触れたとき、子どもはどんなに傷つくだろうか。もし傷つかないのならば、日頃から、どんなに厳しい言葉を浴びせられているのだろうか、などと心配になってしまいます。その子が今後できるようになる可能性さえも奪われてしまった様で、まるで、世界が出口のない洞窟になったように、光と温度を失ってしまいます。才能あふれる子は、素直で感受性も高いことが多いので、軽いダメ出しが才能の芽を摘むことも、十分に起こり得るからです。

 出来事は1つでも、いろいろな角度から見ることができます。みんなが右に動くとき、自分の子だけが左に動く。そんなことは、たいしたことではありません。私たちも公演制作にあたり「一糸乱れぬパフォーマンス」といった技術的な統一は、指導の軸としていません。むしろ、みんなちがって当たり前のお子さまの1人ひとりが、自分らしくあることが、大切だと考えています。ですから、もし「お友達みんな、がんばってるな」と観てもらえたなら「うちの子も、結構がんばってるな」と感じていただけるかもしれません。

 「同じレッスンを受けているのに、見栄えに差があるのは、我が子に才能がないからだ」とする、この結論は的を射ていません。この多くは才能の差ではなく、練習量の差です。お子様方は、舞台公演に出演を目指してから、たくさん練習をしているはずです。それは、レッスンやリハーサルのことでは、ありません。レッスンとリハーサルの間で自主的に行われる練習のことです。週1回のレッスンならば、あるレッスンと次のレッスンの間には、1万分(10000min.)の時間が、あります。この、10000分のうちの10分(0.1%)でも練習に向ける意識があること。レッスン後はシューズの手入れを行い、お風呂上がりにはストレッチをする。これらは、基本中の基本です。それが3年、5年と積み重なっていくうちに、周囲から才能として認められるものになるのです。

 

 「練習は本番のように、本番は練習のように」といって、なかなか本番で100%を出し切ることは難しいのです。しかし練習によって100%の容量自体が膨らみます。これを上達といいます。ただし上達は、自分では気づきにくいので、周りが教えてあげる必要があるのです。何か気になることがあっても、良いところを見つけて褒めてみましょう。長所を伸ばせば、短所なんて気にならなくなります。私たちは、お子様が100%楽しめるようにサポートします。

 

 今回あまり練習できなかった方も、いらっしゃるでしょう。あるいは、課題があるのをわかっているのに、やらないでいる。やっていないのに、やったという。親としてはヤキモキしたかも知れません。しかし、これもまた今しかない、大切な成長のステップです。普段のレッスンでも練習のヒントは沢山散りばめられていますので、少しづつ習慣づけてくれたら嬉しいです。

 

 勉強とダンスにも相互作用があります。勉強の合間にダンスを挟むと、血行が良くなり学習効率も良くなるのです。また、ダンスを通じてリズム感を育むことは、生涯にわたって、お子様を支え続けます。リズム感とは、単にダンスを踊るためだけでなく、仕事や生活や勉強など様々なシーンで必要な感覚だからです。

 

 人生には、周りから楽しませて貰うことを楽しむという、受け身の時間も必要です。でも、それは主に身体の外から与えられる楽しさです。BESのダンスは、与えられた振付を覚える楽しさだけでは、ありません。踊ることで子ども自身の、心の内から放たれる楽しさもあるのです。私達は、これら両方の楽しさを共有することが、できます。楽しさを共有して愛を表現すると、より高い次元の幸せに近づくことができます。

 私たちは、みんな子どもでした。そしてBESの子ども達は、ダンスを通じて心に平和しかないような笑顔を見せてくれることが、あります。この笑顔から、私たちは学ぶことが、できます。そのお子様を立派に育てていらっしゃる保護者の皆様を尊敬しています。今を楽しく生きる子どもたちが、どうか皆様と同じように素敵な大人となるために、少し力をお貸しいただけたら幸いです。長文となり、失礼いたしました。

 

ボーグ・エンターテインメント・スクール(BES)

http://bes.borgmusic.jp/

 

土井一朗



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